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まだ見ぬ存在(モノ)を生み出すのは、人間だけではない。テクノロジーの進化が加速する今日では、機械と、人の手と、自然環境が新たな創造性を導きうるだろう。 ニットウェア「Synthetic Feather」には、200万枚の画像をもとにGAN(機械学習の一種である敵対的生成ネットワーク)から生成された、「架空の鳥」の姿が編みだされている。それは、膨大なイメージが漂う今日の情報環境のなかで生み出された存在であり、機械が夢想する新たな生態系を私たちが思索する手引きを為すかもしれない。 本作品は、「Synthetic Feather」をもとに東京藝術大学美術館にて開催された「新しいエコロジーとアート」展にて披露された。
Project Lead: Kazuya Kawasaki (Synflux) Design Lead: Kotaro Sano (Synflux) Technical Support: Kye Shimizu Fashion Design: Keisuke Nagami (HATRA)
HATRA
Kai Tamaki