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本プロジェクトは、ワコール人間科学研究所と京都工芸繊維大学( KYOTO Design Lab)との共同研究であり、Synfluxは2020年3月から約1年間、リサーチやプロトタイプ作成、試作商品の実装に加え、サービス展開のシナリオ作成に協力した。 「生分解性素材のみでつくられた、循環可能な未来の下着を提案する」ことを目的に、未来の下着の試作品制作を進めた。具体的な成果として、アルゴリズミックデザインを用いた柔軟性がある生分解性の3Dプリントフィラメントを独自開発し、3Dプリントときのこおよびコンブチャ (バイオマテリアル)によるテキスタイルを組み合わせ、自身の身体にフィットする下着作成した。 加えて、未来の下着を取り巻く衣食住における循環可能な世界設定を提案するため、 スペキュラティヴ・デザインの手法を用いた未来シナリオ創出とその映像作品の作成をおこなった。バンデミックによる隔離、 気候変動による環境危機などから、最小限の物理資源のみを前提とした生活を想定。その世界のオフグリッド団地に住むバイオハッカーは、日本独自の小さなワンルームマンションの1室を改造し、自らの生活を豊かにするため、衣食住をハックし、DIYバイオハッキングの手法を用いてサーキュラーモデルを体現した生活を送る。こうしたシナリオと実験を前提としたサービスデザインモデルの作成と、バイオデザインによる循環可能な下着のデザインの両立を実現した。
ワコール人間科学研究所 京都工芸繊維大学( KYOTO Design Lab)
水野大二郎
川崎和也(Synflux株式会社) 佐野虎太郎(Synflux株式会社) 淺田史音(Synflux株式会社)
津田和俊 ハフマン恵真 岩手楓 亀田海里
井上智博 岡本空己(v0id / Synflux株式会社) 平本嵩 田村遼 森奈津子
増谷一成(ネオマテリア株式会社)
平田英子(Synflux株式会社) Danika van Kaathoven
浅野翔
出演 土方晴子 監督 米山智輝 助監督 松原浩平 撮影監督 端山智之 音楽 佐々木拓也 ヘアメイク 長門明里 美術協力 進藤尚美、久保一毅 脚本 米山智輝 原案 Synflux株式会社