020
2023年度 CCBTアーティスト・フェローとして、デジタルテクノロジーと結びついたハイブリッドなファッションデザインのあり方を探究するために、展覧会やトークイベント、オープン・ダイアローグの実施に加え、特設ウェブサイトを開設。 東京を拠点に国際的に活躍するファッションデザイナー、ブランドディレクターとの対話を映像やウェブと連動したコンテンツで紹介する「ダイアログ」、「Algorithmic Couture」を活用した実践を展示する「プロジェクト」、デジタルファッションの文脈や未来をリサーチする「コンテクスト」の3本の柱を軸に活動。その集大成を発表するとともに、市民とともに「デジタルファッション」の多義的な可能性を探求した。 オープニングイベントとしてSUPER DOMMUNE「Algorithmic Couture Alliance ── デジタルとファッションをめぐる対話」を開催。ファッションの有識者のみならず、メディア技術の研究者や建築家の視点から多方向的なトークを実現。 展覧会では、A-POC ABLE ISSEY MIYAKEと協業した「TYPE-IX Synflux project」、GOLDWINと協業した「SYN-GRID」を展示するとともに、実践者との対話の映像や「デジタルファッション」を思索するためのキーワードを展示。 特設ウェブサイトには対話の映像に加えインタビュー記事を掲載。 オープン・ダイアローグ「デジタルな私と滑らかなファッションデザイン?」では、多様な専門性をもつ実践者からのレクチャーを通し、これからの「デジタルファッション」とユーザーとしての「私」を見通すための「問い」を提起し、対話を通してデジタルファッションについて考え学ぶワークショップを実施。